水素水の効果はうそじゃない!

水素水の期待できる効果や実体験での検証などを掲載

水素効果 糖尿病

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糖尿病に対する水素効果を、人への臨床試験で証明した検証結果をご紹介します。

2型糖尿病に対する臨床試験
学術雑誌名:
Nutrition Research,28(2008)p137~143
表題:
Supplementation of hydrogen-rich water improves lipid and glucose metabolism in patients with type 2 diabetes or impaired glucose tolerance
(訳:水素豊富水※1投与により2型糖尿病患者の脂質、糖代謝の改善、または耐糖能が改善)
著者:
梶山静夫他(梶山内科クリニック、京都府立医大、他)

概要:
酸化ストレスは糖尿病、高血圧症、動脈硬化症等多くの疾患の原因となる事が広く認められている。本研究では2型糖尿病或いは耐糖能異常※7を有する患者の脂質及びブドウ糖の代謝に対する水素豊富水※1の効果を臨床的に検討した。
試験はダイエット及び運動療法で揃えた30人の2型糖尿病患者と6人の耐糖能異常患者※7を対象として2重盲検※3でクロスオーバー法により実施した。純水に水素ガスを加えて作成した水素豊富水※1900ml(300mlを1日3回)を8週間摂取させて、その効果をプラセボ群※2と比較した。水素水群において、血中のLDL※4及び酸化マーカーの一つであるイソプラスタン※5の有意な低下が認められた。
また、動脈硬化の原因となる酸化LDL及び遊離脂肪酸の低下傾向と抗酸化酵素であるSOD※6(スーパーオキシドディスムターゼ)の上昇傾向が見られた。
さらに、耐糖能異常患者※7の6人中4人が正常化した。
これらの結果から水素豊富水※1は2型糖尿病及びインスリン耐性の予防に有用であることが臨床的に認められた。

※1 水素豊富水とは、水素水のことである。

※2 プラセボ(偽薬)とは、本物の薬に見えるが、薬として効く成分は入っていない偽物の薬のことである。
プラセボは、本物の薬の治療効果を実験的に明らかにするため、比較対象試験で利用されることが多い。

※3 2重盲検法とは、暗示作用など心理的影響を避けて薬効を正しく評価するために、患者および医師の両方に治験用薬と偽薬(プラセボ)の区別を知らせず、第三者である判定者だけがその区別を知っている薬効の検定法である。

※4 LDLとは、悪玉コレステロールのことである。

※5 イソプラスタンとは、細胞膜などを構成する脂質が酸化して生じる過酸化物質で、血管病変や脳障害に関連している。

※6 SODとは、体内で過剰となった「活性酸素」を取り除き無毒化してくれる「酵素」である。本来「活性酸素」と「SODなどの抗酸化酵素」、「ビタミン・ポリフェノールなどの抗酸化物質」のバランスによって健康が保たれている。
しかし、環境汚染などにより身体に侵入してくるばい菌と同様に環境汚染物質、添加物、紫外線、排気ガス、ストレスなどに活性酸素が反応するようになり、体内で作られるSODだけでは足りないというのが現状である。
また、SODを作る力は30歳前後から低下することがわかっている。

※7 耐糖能異常とは、正常にも糖尿病にも含まれない「糖尿病予備軍」のことである。